本当に厳しい2020年の春。
新型コロナ、こんなに長期で大変なことになるなんて誰が思ったでしょうか?

思いっきりカンボジアでビジネスができる。
新しい毎日にワクワクがとまらない。
日本の家族も応援してくれる。
友達もカンボジアに遊びに来ると言ってくれた。
日本にはいつでも帰ってこれる。
そう思っていました。
しかし、思い通りにはいかなかった。
カンボジア政府の発表によると新型コロナ感染者は合計122名。
他国に比べると少なく、国民自体もそこまで規制された生活は送っていません。
※クメール正月という国内最大の祝日は延期になりましたが…
マーケットや飲食店はテイクアウトのみなど、通常営業とまではいきませんが、
日本や他の国に比べると経済は回っているように見えます。
宿泊業や飲食業など倒産のニュースが本当に悲しい

営業は自粛しなければいけない、
でも、家賃や光熱費、従業員へのお給料に税金…支払いはなくならない。
数年前、友人とちっちゃなカフェバーを経営していたことがあります。
ぜんぜん儲からなくって大変だったけど、今では楽しい思い出です。
でも、今も続けていたら…一捻りだと思います。ほんと笑えない。
カンボジアにいる私にできること?
日本にいるわけでもなく、
天才的なアイデアが沸き起こったりもしないし、
お金を大量に寄付できるわけでもなく、
ましてや外国にいる私が一人の利用客になれるわけでもない。
でも何かできないかな、今カンボジアという世界にいるからこそできることないかな。
「テイクアウト・デリバリー文化はある意味先進的」だということは前から感じていました。
カンボジアのテイクアウト文化が
日本の飲食業の方たちに何かヒントにならないかな??

このブログでも何度かテイクアウト・デリバリーについてかきましたが、
カンボジアの首都プノンペンではほぼ全てのお店でテイクアウトができます!
街の超ローカルフード屋台でも、
日本人経営の和食のお店でも、
おしゃれなイタリアンでも、
ヌードル屋さんでも鍋物屋さんでも、
カフェのコーヒー1杯でも、
だいたいのメニューがなんでもいけるんですよ!!
そんなカンボジアのテイクアウト事情を伝えて、何かヒントになればいいなと思いました。
具体的なパターンを早速紹介します!
【スープなどの汁物】


■あっつあつのスープはこのように袋にいれてキュッ。
■100%漏れないかというと、漏ることもある。手も汚れる。
※それに文句を言う人はいません。
■丸いタッパーのような容器を使うお店がある。(インドカレー屋など)
■ライスヌードルやラーメンなどの麺類はスープとそれ以外に分けてくれる。
ボウルのようなプラ容器付き。
【ナマモノなんでもOK!でも保冷剤はナシよ】

付属の野菜や米麺は絶対洗ってから食べます

■保冷剤や氷などはついてこない。
■むしろスーパーにも持ち帰り用の氷はない。
■生野菜は自宅で洗ってから食べます。
■常温(カンボジアの気温は30℃超え)での持ち帰り、衛生的とは言えない。
水分の多いおかずはどうやってるの??


■ポリ袋に入れてからプラ容器に入っていて、自分で容器に移す。
■ポリ袋のみの場合もある。
■漏れることが多いけど、こういったメニューを持ち帰れるのは嬉しい。
ソースや調味料はたっぷり別添え


右側に蓋付きカップに入ったソース
■ケチらずたっぷりついてくる!塩コショウもつけてくれる。
■ジップ付きの小袋や、ポリ袋に入っている場合が多い。
■輪ゴムはめっちゃ外しやすい。
■ライムは袋にダイレクトに入れられる。もちろん洗う。
タッパーだったら嬉しいな…

■わりと丈夫で普通に再利用できる!我が家はでかなり使っている!
■ポリ袋よりは漏れない。
■高級店でなくても使われる。
メニューによって持ち帰りスタイルは変幻自在
プノンペン歴はまだ数ヶ月ですが、持ち帰りでオーダーする際、
「このメニューはだめ」と言われたことはありません。
さらに、持ち帰り手数料や容器代金を別で請求されたこともありません。
デリバリー業者もたくさんある
プノンペンのデリバリースタイルもさまざまです。
便利なアプリもありますし、なんならレストランが独自にデリバリーしていたりもします。
それもまた、東南アジアならではの「バイク文化だからこそ」なのかもしれません。
■デリバリー対象店舗がとにかく多い。
■最低注文金額(配達は¥1000〜)がない業者もいるので$1から配達してくれる。
■最低注文金額があったとしても$1や$3程度で済む。
日本とカンボジアの違うところ
さて、ここまでイロイロ書きましたが、日本と全然違いますよね!
↓あくまでも私目線での違いについて…↓
日本:衛生的に無理(危険)なメニューがあるなぁ…
カンボジア:自己責任です!
日本:そんな容器で液漏れしたらクレームになる…
カンボジア:誰も気にしてない!
日本:容器代も高いし、手数料ほしいくらいなんだけど…
カンボジア:手数料?いらんいらん!イートインと同じ値段でOK!
日本:麺が伸びるからパスタもラーメンも持ち帰りのイメージない…
カンボジア:アルデンテ?なんですかそれ??普段から麺は柔らかめ!
日本:環境のことも考えて、リサイクルできる容器にしたい…
カンボジア:エコってなんですか?便利なものを使えばいいやん??
日本:デリバリーはドライバーの人件費も考えて、手数料もほしいなぁ…
カンボジア:人件費はマジでめっちゃ安い!売上$0なら$1でもあった方がマシ!!
というイメージです。あくまで私の主観ですが…。違ったらごめんなさい。
だからこそ便利なテイクアウト・デリバリー文化が実現可能なのかなぁと思います。
同じように日本でやるのは現実的に無理だと思います。
人間性も文化も経済状況も環境も違います。
でも、こういうやり方もあるんだなっていう一つの方法として
誰かの役に立つといいなと思いまとめました。
日本中で TO GO !!世界中で TO GO !!
各都道府県や世界中でもデリバリー、テイクアウトでご飯を楽しもうという流れが見えます。
地元の愛媛県松山市でも、
テイクアウト対応店のまとめアプリ「松山テイクアウト部」ができたみたいです!
おいしいものを食べると幸せになれます。
それに、日本の大好きなごはん屋さんに消えてほしくないです。
あのお店のあれを食べたいなあ。
日本に帰ったらまずあそこに行こう。
お店の大将元気かなあ。会いたいなあ。
しょっちゅうこんなことばかり考えます。
早く新型コロナが収束したらいいなあ。ほんとに。
カンボジアの人たちも、日本の人たちも、世界中の人達がマスクなしで笑い会える世界がみたい。
その日がやってくるまで、踏ん張りましょう。
私も、プノンペンでがんばりますよ!
0件のコメント