クメール語を勉強しているのだが、何から始めればよいか迷っていた。
そこで自分には文字から入るのが最適だと思い(リスニングやスピーキングが下手なため)、パソコンで文字をタイプすることから始めた。
ん。待てよ。

どうやって打つんだ…
このキーボードでクメール語どうやって打つんだ!?
Mac日本語キーボードでクメール語(カンボジア語)は打てるのか?
もちろん英語はこのキーボードで打てるのだが、クメール語は打てるのだろうか。

日本人にとってクメール語の勉強はむずかしいと思う。発音や文法、ましてや文字の形は全く異なる。
しかしカンボジアで仕事をしている以上、がんばって使えるようにならないといけないと思う次第。
カンボジア人は日本語を話せる人がたまにいるが、一般的にカンボジア語より日本語を覚える方が大変だと思うのだ。
ここで立ち止まってるわけにはいかない。
そもそもMacキーボードで打てるのかネットで調べてみる。
やはり先人はいるもので、Macキーボードでのクメール語の打ち方を調べるのは難しくはなかった。

ただ、問題は Mac英語版キーボードでの打ち方はいくつか出てきたのだが、「日本語」キーボードでの打ち方はネットで出てこなかったことだ。
うーん。困ったな。
もうやるしかない。自分で作ることにする。
ひとつひとつキーボードをタイプして、どんなクメール文字が出てくるか調べる作業。
丸二日かかった…文字に慣れてないし、大変だった。
同じ悩みを抱えてらっしゃる方もいるかはわかりませんが、作ったものをここに公開しておくので、お役立てできれば幸いです。

クメール語には脚がある。
クメール語には脚文字というそもそもの子音にくっつく文字がある。
これがそもそもキーボードの表(おもて)には出てこないことがわかった。
では脚文字を打つには???
「子音」をタイプの後、「J」をタイプ、そして下の図を参考に脚文字を取得できる。

例えば下のクメール語、意味は「家」。これは子音+脚+母音からなる文字である。
ផ្ទះ
「P」+「J」+「SHIFT+T」+「SHIFT+H」でこの文字が打てる。
クメール語:おまけ
クメール語は英語の考え方に少し似ている気がする。
①文法の順番は英語に似ている。
ខ្ញុំចូលចិត្ដញុំា។ = I like to eat.
②そしてクメール文字は基本、子音+母音なのだが、子音+子音+母音という文字も普通に存在する。
日本語では子音+母音だと、K+Aの「か」などがそうだが、子音+子音+母音というのは日本の五十音に存在しない。
強いて言えばK+Y+A「きゃ」などがそれにあたるが、それでも少数である。
それでは英語ではどうか?
STAR、CHANGE、PLEASE
英語には普通に子音+子音+母音が存在するのである。
ここまでやって始めてクメール語の何とやらがわかってきた気がする。少しずつだが前に進んだ気分。勉強すればじわじわとわかってくるのがおもしろい。
クメール語を勉強するのにおすすめのYoutubeある。カンボジア人の方なのだが、日本語も堪能でわかりやすい。
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